仕事でワインを飲むとき、高確率でやっている「失敗」
男のためのハズさないワイン術②
◆マナーでは、男性が女性にワインをそそぐのが基本だが……
前回のコラムでも書いたように、ワインを飲む場面では、男性側が女性側にワインをそそぐのがマナーだ。しかし、ビジネスシーンにおいて、仮に接待する側(ホスト)が女性、接待される側(ゲスト)が男性だった場合には、同じ原則を当てはめて良いものだろうか。竹内さんは、次のように話す。
「日本のビジネスシーンでは、たとえ女性だったとしても接待する側がワインをそそいだ方が良いと思います。もちろん、ワインのマナーとしては男性がそそぐべきなのですが、ホストがゲストに向かって『私は女性だから、あなたがついでください』というふうに振る舞ったら、相手を怒らせて仕事に支障をきたしかねませんよね(笑)。せっかく接待をしているのに、それでは意味がない。日本では立場が下の人がお酒をつぐという文化がありますので、そこは臨機応変に対応して良いところだと思います」。
デートなど、カジュアルな場面でワインを飲むのであればマナーを守ることが推奨されるが、接待など仕事でワインを飲む際には、場に合った柔軟な対応が求められる。見極めが肝心なのだ。